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…だからこそ 印象に残った。愛すべき看板(等)たちよ!
 



今は非常時ではないので、開閉はしません。閉めたものを開いたりはしないのです。

「この前、たまたま非常時だったので、閉めました。こんど非常時にならない限りは開けません。
そして、その非常時が終わったら、閉めることなどとんでもない。次の非常時までは閉めることなどできません。」

と、いう扉らしいですね。
 

小さな不動産屋さんに、大きな広告が掲げてあります。どれどれ…

虚偽広告にもホドがある!!

それとも、礼金423万円家賃3232万円で、本当に貸せるのですかね?
   「この先行り止まり」。
ここまで堂々とやられると、発注した人も、製作した人も、そして市民も、気づかないものなのでしょうね。
いや、気づいていても そんなことはどうでもいい、程度の掲出物に過ぎないのでしょう、ね。
   「いぬの皆さんへ!/散歩中に、道や 人の土地に“ふん”をしないで下さい」
わたしなら こう言いたい。
 

「とっても旨い」焼肉はダメだ。「非常に旨い」焼肉など売ってはいけない。そこそこ旨い焼肉でなければ、恥ずかしくて出せない。
ご主人には、そういう信念がおありなのでしょうね。
 

 まちかどで、大きな看板を見かけました。カラオケ喫茶店なのですね。明朗会計なら安心です。

なになに?……
「営業時間 AM11→深夜」か。「AM11」というのは午前11時のことでしょうか。深夜、というのも漠然としていて、何やらうまくボカしてあるような表示ですね。まあ、それは「会計」とはあまりの関係なさそうなのでスルーしましょう。

…で、その「会計」は?
一旦「1000円」と書いた表示の「1」と「円」を消してありますね。「000」だけを残して「無料」だと言いたいのか…いやいや、そんなうまい話はないでしょう。「唄い放題!!」も消してあるように見えますし、実のところ、どんな会計システムなのですか?
全然「明朗会計」ではないのでは……

あ、そうか。こちらの
読み違いなのでした。「明朗会計」などとはどこにも書かれていないのです。ここは「明郎会計」のお店なのですね!
いやいや失礼しました、読み間違えてしまいまして…
で。「明郎会計」って、なんですか?

  あるお店。消防署からの指導を受けて、「煙探知器」を設置なさったのだそうです。ああ、万一火災が発生したら、その煙を感知して警報を鳴らせてくれる機械のことですね。防災上、とてもよいことですね。
でも、それを設置するのって、そんなに申し訳ないことなのでしょうか?
「ご了承ください」とは…

   「買取り強化中!」「売る・貸す お任せください」

…何を?
 

 下の「三」にも「8」にも負けていられない、と 郵便局まで!
今度は
「王」のさかさまです。
 

 下の「三」に触発されたのか、「8」まで?
ファミリーレストランの看板の、裏側へ回ってみると
…ほら!
 




知らない道を通っていると、向こうに案内標識が見えてきました。こういう標識って、頼りになります。



でも、何か違和感が… あ、そっか
!!!




「三田」の「三」がさかさま!
もしかして「田」とか「X」とかも さかさまで 「吉」や「8」、「Y」なんかは裏返しなのでは… と、勘繰りたくもなるのでありました。
 

たまたまお訪ねすることになったおうちの門。何やら看板が取り付けてあります。

「空巣お断り!!」

…こんな、改めてのご心配には及びませんよ。どの空巣さんだって どこかに「お断り!!」ではないおうち(とか自治会)があるなんて、甘い幻影など見てはおられませんでしょうから。

それでも、自らが負い持つ務めを果たすのが、「真の空巣」というものなのです。
   「子午線」というのは「経線」のこと。地球上、北極点か南極点ではない「まち」になら、どの「まち」にも通っています。
でも、三木市の皆さんは そのことを誇らしくお感じなのですね。
ひとが当たり前だとしか思っていないことにも感謝できる、誇りが持てる… 
すばらしいお心をお持ちなのだと思います。
 
それはまあ、よその自治会がこんな看板を立てるとは思いませんが。
地元」という町名や字、自治会の名称があるわけではありません。
もしや自治会の名をあからさまにはできない、疚しい事情がおありなのかも…
それなら、詮索はいたしません。この先が行き止まりなのだ、と、解らせてもらっただけでも有難いことだと感謝しています。

 
通りすがりの道。
どこにでもあるようなフェンスにさりげなくとりつけられた、これ…「張り紙」でもないし、「標識」でもないし、「檄」と称するのもちょっと… そうですね、広い意味で「看板類等」とでも、表現しましょうか。
でも、そんなことはどうでもよくなってきたほど、このたたずまいに心を打たれました。
そう。これこそが
「ダブルスタンダード」というものなのですね。
 

各地で打ち続く災害がわが町を襲うことを想定して、「防災訓練と炊き出し」を実施することにしました。「炊き出し」というのは、災害等に際して一時的に自宅で通常の炊飯ができなくなった人たちのための給食を用意するのです。これ自体が立派に「防災訓練」の一環といえるでしょう。ぜひ、一人でも多くの皆様にご参加いただきたいものです。
だから、といって。
そうして作った
「カレーライスを無料配布します! ぜひ食べに来てください!」というのは、ちょっと趣旨が違うような…
どうせなら「防災(放水)訓練」や「炊き出し」にも参加いただくのが筋ではありませんか?
もしかして、よほど「被災者役」の参加者が足りないのでしょうか。
  おとそ気分で商店街へ。見かけた呉服屋さんの前で、目を疑いました。
「初新
売春」。この大都市でも きっての老舗商店街の表通りに、こんな いかがわしい看板が堂々と出ているとは!
初新売春、ということは、この呉服屋さんは年の初めを期して新たに売春をお始めになったのでしょう。

この先、わが国の風紀はどこまで乱れるのか… 暗澹たる気持ちを抱いた新年でした。    
  薬局だって、下の歯医者さんには負けません。先生のお名前でもなければ所在の地名でもない「わ」とはいったい何なのか。
悩みすぎて薬が欲しくなってきました。
  歯医者さん。先生のお名前でもなければ所在の地名でもない「ア」とはいったい何なのか。
悩みすぎて歯が痛くなってきました。
 

待ち合わせをなさる方がたくさんおられるここの駅では、目印としてこういうモニュメントを設置なさいました。町のシンボル「風見鶏」をモチーフとしたおしゃれなモニュメントです。
…でも、何だか窮屈そうな。正面に回ってみましょう。
真正面に立ちふさがっているのはバスの時刻案内システム、と称するキカイ。

「『待ち合わせ場所』は、『神戸夢見鶏』ね!」と約束するより、「『待ち合わせ場所』は、『神戸駅前 市バス時刻案内システム』の前ね!」という方が、判りやすそうですね。

 

入りづらい喫茶店。確かに「営業中」なのだそうではありますが。
 
とあるお店のテント。
いろんなものを取り扱っていらっしゃいます。
そのいろんなものを「販売」なさるのはわかるとして、
「施行」とは一体 何をなさるのか、よく知らないので調べてみました。
すると、なんでも
「せぎょう=仏法の善行を積むため僧侶や貧しい人々に物を施し与えること」とか、「せぎょう=仏教の布施の行の一つ。施主が帰依する僧に施物をささげること,あるいは富者や強者が貧者や弱者を救わんとする慈悲の行為として,貴族や武家や豪商農や寺院などが貧しい漂泊の僧侶や生活困窮者に対していろいろの施物を施すこと」などという意味なのだということがわかりました。
なるほど。このお店のご主人は熱心な仏教徒でいらっしゃって、本来なら商品であるはずの物を、困っている人やお坊さんには差し上げていらっしゃるのですね。
何と尊いお心がけのご主人なのでしょう!
このお店の前を通りがかったお坊さんが門扉をかつぎ、生活困窮者の方がフェンスやテラスを背負って帰って行かれる様子が目に浮かぶようです。

「施行」という言葉には、「法令の効力を発生させること」という意味もあるそうです。でも、ここではちょっと場違いのようですね。
 

たまたま見かけた団地の掲示板。いろいろな「おねがい」などが掲出されています。その中に、
「やめて下さい ここに置かない 持ち主は至急のけて下さい」と、特に強い調子の1枚がありました。
のけて、というのはこの地方の言葉で「撤去して」ということなのでしょうが、しかしその前に…
何を?
 

とある薬屋さんで「胃腸障害時の栄養補給・滋養強壮」のお薬を陳列してありました。そこに掲示されていた、何の関係もないような告知。
「このイラストが揺れて見える方は日々ストレスを感じています。」

…それがそうだとして、この薬と何の関係が?

…「揺れて見え」ない方が、よほど異常なのでは?

ううむ。ひと様を貶めるような解釈はよくありませんから、できる限り好意的に解釈しましょう。おそらくはこの掲示、ストレスを感じない人がストレスを感じるようになりたい場合に服用すべきお薬のコーナーに掲出しようとして、単に場所を誤っておしまいになった、それだけのことなのでしょう。そこに掲げられた「イラスト」が「揺れて見える」ようなお方は、薬を買わなくてもいいぐらい正常にストレスを感じておいでなのですよ、ということをおっしゃりたくて…


お医者様の看板。表の中、「●」のついているのが診療時間なのだそうです。しかし…

☆「午後」の欄は何のためにあるのでしょう。

☆わざわざ「(日・祝休診)」との注釈がありますが、「土」は休診ではないのでしょうか。
   町かどの街区表示板。何らかの理由で剥がれてしまったのをどなたかが補修して下さったのですね。
…でも、どうせなら
読めるように補修していただきたかったのですが。
 
  平成二十一年というのは、記念すべき年だったのですね。しかし。
平成二十一年現在、「御歴代表」を何度見ても、こういう諡号の天皇陛下は見当たらなかったのが不思議な所です。
  国道に面した崖の落石防護工に、たった一枚 取りつけられた看板。
「『ピー』の相談は」…何だというのでしょうか。
日本語に於ける「述語」の大切さに思いを致した看板でした。
いや、その前に。「ピー」とは何なのでしょうか。
少なくとも、この看板の前後数百メートル以内には、ヒントになりそうなものは何もありませんでした。
  声をかける、という行為は、親しみをあらわしたり用事で会話を始めるためのきっかけであると思っていたのですが…
ここではどうも規則違反に対するペナルティであるようです。係員さんとごあいさつをしたりお話をしたりするということは、何かしらの損失を強いられるか、または不名誉に甘んじなければならないことなのですね。
それとも係員さんとしては「入館証・IDパス等を着用している人になど声もかけたくない」ほど汚らわしいと思し召しなのでしょうか。
どちらにしても、あまりいい気分ではなさそうです。
きっと「入館証・IDパス等を着用し」た係員さん同士など、互いに無言で目を反らせあってすれ違っておられるのでしょう。
   「各種 広告・セールス等」がだめなのなら、特に掲げるまでもなく「(風俗関係)ビラ・チラシ等配布」もだめなのではないかと思うのですが…
…それよりも「未青年」って…
   マンションに住む知り合いを訪ねたら、エントランスにあったこの看板。思わず足がすくんでしまいました。
このマンションでは「関係者以外の立入りを禁じ」られていて、その関係者とは何か、となると、具体的に「業者・セールスマン等」であると例示されています。
…ただの主婦、とか公務員、とかではだめなのでしょうか。
でも、「御用の方は必らず管理人にお届け下さい」だから、御用というほどの用のない場合は届けなくていいのかも。だからといって御用というほどの用のない人は立入っていい、とは書いてないし、御用というほどの用のない者は管理人さんに届けるな、と解することもできるし…
これから訪ねたい知り合いも「業者」とか「セールスマン」ではないから、自分の家に帰るには「家に帰る用があります」といちいち管理人さんに届けているのだろうし…
私はいったい、どうすればいいのでしょうか?
 
「すっきりさわやか」にしてくれる理髪店さん。それにしても枚数といい字数といい、遠目には読めないほどぎっしり詰まった看板です。
なので、近づいてみると…
何やら深遠な教えが述べられていました。「理容」とは直接関係ないとしても。
 
こ、これは… 
おもわず矢印に従って進んでみたところ、本当にこういう名前のお店がありました。
中は、よくあるアウトレットの家具屋さんでしたが。
   道路標識をご覧になればわかりますが、決して画像が裏返っているのではありません。
   お魚を一揆に焼き上げました。
聞いたことのない焼き方なのでネットで調べてみると、「一揆」というのは「日本において
何らかの理由により心を共にした共同体が心と行動を一つにして目的を達成しようとすること、またはそのために盟約、契約を結んで、政治的共同体を結成した集団及び、これを基盤とした既成の支配体制に対する武力行使を含む抵抗運動」のことで、かの「孟子」に由来する言葉なのだそうです。
ほう。よく解りませんが、とにかくお店の皆さんが心と力を合わせ、高い志を持って焼き上げて下さったということ…なのでしょうね、きっと。
  ぶらりと入ってみた居酒屋さん。珍しいメニューがありました。
淡路産焼烏」。町でよく見かけるカラスですが、その料理というのは初めてです。
おそるおそる注文してみたら、味も食感もニワトリそっくり。淡路では、カラスを食用にするのですね。
「これ、チキンではないのですか?」などと、訊いてみる勇気は湧きませんでした。

  うーん… 何と読むのでしょう。
大きな字の「いっぱんしゃけん せいび」はいいとして、小さな字は 「
うけうけたまわります」でしょうか。
「承ります」とか、せめて「承け賜ります」なら「
うけたまわります」と読むのだろうと思うのですが。
どうも漢字は苦手、無学なわが身がお恥ずかしい限りです。
  月極駐車場の看板。高村光太郎先生の詩を思い起こしました。

智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。

阿多多羅山の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。


ここは、阿多多羅山ではありません。

 
こういう交差点を通りがかりました。左右方向に延びる道の名を記した看板が掲げられています。
道の真ん中で名前が変わる、という、珍しい道です。
  バス停を見かけました。
しかしこの看板、巨大すぎませんか?
この道幅のことを考えると、余計に。
   「安心一日車険」
どうもこのお店で車
を受けるのは危な気がしてならないのですが。
   「ヘタな標札屋」というのもありました。
こういう表札、ではなかった標札屋さんこそ、実は頼りになる… のだろうと信じているのです、が。
   ちょっと画像の一部を隠してありますが、
おそい、きたない、いいかげん
な工務店。

こう堂々と名乗られるとは、実は腕に相当な自信を持っておられるのでしょうね。
   とあるお店。広告看板を兼ねた「のれん」ですね。
せっかくの男前
が…
   「広告看板又寸禁止」
 
知らない土地で頼りになるのが道しるべ。最寄りの駅なら右へ650メートルです。
ケープタウンへは左へ14322キロメートルですから、お気をつけてお越し下さいね。

パリやバンクーバーへ行くのに迷い込んで来られる方もある、国際的なわが町です。

(豊中市)
わが町の路上駐車文化を発展させるために。
「とめよう 路上駐車」

(神戸市)
「噴水を中止しています」

(神戸市
  電話番号を「ごろあわせ」でおぼえていただこう、という試みはよくあるものですが…
「76453」を「SMILE」と覚えよとは、これはちょっと強引すぎませんか?
とある飲食店。私は言いたい。
『お客様に向けて掲出するな!』と。

(宝塚市)

誤解してごめんなさい! てっきり「運んで」いらっしゃるのかと思いまして…
「掲げて」いらっしゃったのですね。


(西宮市)
内容に間違いはない。が…

(豊中市) 
「ゴミ」と「猫」とは、別物です。
上の看板の相棒。怖い!
上の看板の近くで見つけた張り紙。
に対して「字を読め!」。
このへんのお方の魂の熱さが感じられますね。
   カラスに入られては困る施設の門扉。その侵入を禁止する旨、ちゃんと明記してあります。
 この表示、カラスも読んでくれるのです。心を込めて掲示すれば、伝わるのです。
「予約殺致中!」
十字架 …では、なかったのですね。
見間違えてごめんなさい。
南無阿弥陀仏。
(鎖を差し込む孔なのだそうで)


(京都市)
どんな躾を試みていらっしゃるのか…

(神戸市)
「お気軽にお起し下さい」
なるほど。誰も来ない時は寝ていらっしゃるのですな。
「大事なお知らせ」
 確かに。極めて大事なお知らせをいただきました。
何と控えめな呼びかけ!
どうせなら住宅火災それ自体も、なくしていただきたいものです。
「空欄を適切な語句で埋めよ。」ですか?
なかなかお気付きにはならないのでしょうね、特に掲出なさったご本人は。
アバウトすぎるのはポスターを貼った人か、はたまた掲示板か。

空港川に架かる、とある橋。その名は
「戒橋」。これで「えびすばし」と読む超難読。
「戎橋」でも「いましめばし」でもありません。
わかりましたね? ちゃんと覚えましょう。

(伊丹市)
これは秀逸!
冷たいミネラルウォーターをご自由にめしあがれ。
暑すぎて「冷やしても『点』で氷にならない」のではありません。


とある飲食店での実写画像です。
尾張が大好きなあまり、三河の味覚屋さんをはじめました。…お隣とはいえ違う土地なのですが。
アナグラムか? 街道沿いで見かけた難解きわまる看板。
ヒントは左側の「のぼり」にありそうです。
携帯電話のイラストも華々しい「街のでんわ屋さん」
…お店じゅう
だらけなのは、何かのおまじないでしょうか。
かたくてカギのかかりにくいドア。でもきちんとlockしましょう。
と、いうことで、きちんと
rockしている人たちの絵が描いてありました。
 ……うーん…
 「日ポリ」まではいいのですが、その次の
「カタカナの『エ』の上にカタカナの『イ』と『ヒ』が並んだ字」が読めなくて…
 いくら辞書を引いても、出ていないのです。

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